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フレンチ・ポップス、イタリアン・ポップス。

フランスの音楽は好きなんだが、やはり陰に篭ったじっとりした全体的な特長も感じ、聴いていて陰鬱な気持ちにさせられることも多いし、いい意味ではいい感じに、ボサノヴァを聴いているようなサウタージ/郷愁に近いが、かつての栄華に懐古趣味的に思いを馳せる的歴史の重みを感じさせるかつアンニュイな気分に、いい感じにカジュアルに即席で浸ることもできるいい面もある。

とにかく、フランスの音楽には王者の風格を感じている。そして、マーケットプレイスに媚びるというより、学術的かつ権威主義的に正当性の高いポップソングを作ろうという気概が見受けられ、私がフランスの音楽が好きなところはそこにある。

イタリアの商業主義音楽にも、同じ面を感じる。「マーケットに媚びることのない、権威主義的に正当性の高いポップソングを作ろうという気概」を同じく感じる。しかし、お国が違えば国民性も違ってくる。

この曲なんか、軽くてお洒落で渋くありながら情熱的でお気楽な曲で、全く陰鬱な気持ちにさせられる隙のないポップス。

この曲については、過去に書いた記憶があるので省くが、Schemaというイタリアのジャズ系レーベルのアーティスト。

この曲は60年代だと思うが、イタリアの映画音楽だ。とにかく、この曲が好きで堪らない。人生で一番好きな曲だと言ってもいい。軽さを含みつつそして情熱的な歌い方が相反することが無く一つの場所に留まる事の出来た、奇跡的な例だと確信している。フレンチ・ポップスとは違ったアンニュイさに浸れる曲。

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