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よもぎ茶、未経験。

テレビドラマ版『松本清張 点と線』を最近観たのだが、裕福な生活者が公園でよもぎを摘んで、病弱な妻の健康の為に持ち帰るシーンや、その病弱な奥さんが客によもぎ茶を出すシーンが、そんな文化もあることを知って、新鮮な知識だった。

よもぎはその辺に自然にところどころ勝手に生えてくる雑草で、よく見掛ける。子供の頃に食べた、餅屋的庶民の和菓子屋的なところだろうかで買ってこられたような、よもぎ餅だかうぐいす餅だかも好んで食べたことがあることだし、公園で雑草を摘んでお茶に常用するのも、古き良き日本の文化だろう。

だが、そんな手間が掛かるようなことをしなくても、安価で大量に日本茶の茶葉が買える時代だから、そんな文化があることを知らなかったのだろうか? 知名度に欠けるようなところから推察すると、味もそのまま日本茶のように楽しむには、旨みに欠けるのだろうか? 私もよもぎ茶なるものを、試しに飲んでみたい気持ちになった。

だが、現在ではよもぎが雑草として生えてくるような公園も珍しそうだし、ホームレスの家も建っている。その辺に生えているのも散歩中などに高頻度で見かけるが、それらはどこも誰かの所有地で、雑草だからといって勝手に抜いて来るのも、法律的にどうかと思うし、一般に開放されている山の雑草を、無価値な雑草だからといって勝手に摘んでくるのも、同じく法律的にどうかと思う。

それに、相当量を無料で摘んで来れたにしろ、乾燥させて、お茶に都合のよい形や大きさに加工する作業も、相当面倒そうだ。検索したら、日常用ではなく健康茶のように売られている。商品として市場に出回っているから、買った方が早いのかもしれない。ただ、私はお茶の文化としての雑草、よもぎについて興味を持った。だから、種から育てて常用するくらいの楽しみ方を、人生で一度は経験してみたい。

実は『点と線』を観る以前に、ワームウッド、和名ニガヨモギをお茶で一度飲んだが、飲みきれなかった経験がある。葉を大量に入れすぎたのが原因だが、とにかく、ミントティーのような風味で、味は凄く苦い。ニガヨモギだから、苦いのは当たり前だろうとは思った。煮出して、冷やして、その都度に薄めて飲むなのど、試行錯誤が出来るような、生活的に自立した住居を持っていれば、何でも思いっきり実験できるのだが……。

もう昔過ぎて忘れたが、よもぎ餅は独特の風味で、自好みの味を新たに一つ発見したと思ったような気がする。砂糖と相性が良い、ということだろう。

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