オススメ映画100本、その補足。
以前にオススメ映画100本を列挙したリストを作成したが、エディ・マーフィ主演『ホーリーマン』、メグ・ライアン主演『フレンチ・キス』も絶対に加えたかったことを、後になって思い出した。
『フレンチ・キス』は飛行機恐怖症の映画で、『ロスト・イン・トランスレーション』と私的には同じカテゴリーに入れたいし、そのカテゴリ内で最高の映画たちだ。前者は旅客機が舞台の映画で、後者は高級ホテルが舞台の映画。私にはどちらも無縁の場所だからか、旅客機が舞台の映画や高級ホテルが舞台の映画は、そのゴーシャスさに魅了されて抗えない魅力がある。
それから、過去の映画は、現在の映画にはないテンションがある。皆がテレビを観ずに、映画を観ていた時代の、映画に対する崇拝が感じられる時代の監督達の作る映画のゴージャスさにも、抗いがたい魅力がある。だから、オススメ映画100本には、過去の名作ばかりを選択すべきだったのかもしれない。それから、日本の映画監督の作品も好きだ。伊丹十三作品も大好物だし、勝新太郎の座頭市シリーズも同じく映画的大好物だ。
それからタイトルを思い出せないが印象に強く残っている映画も多い。小人症の成人男性が主人公のシリアスな映画で、その孤独を好む成人男性の趣味は鉄道で、鉄道マニアと言っても、趣味が高じて使われなくなった田舎の駅舎に引っ越してくる話で、国が所有する鉄道用地を散策するのを趣味としている。タイトルが思い出せないし、今思いつくそれらしい単語を組み合わせてググっても該当作を見つけることができない。
それから、タイトルが思い出せないといえば、イギリスの90年代初頭のニート映画を何作が観た気がするのだが、そのタイトルも分からないし、これらに至っては探し出すのは相当の労力を要しそうで断念している。これは特にオススメ映画という訳ではなく、自分用の記憶の強化として。
イギリス映画もアメリカ映画も実際に起こった事件や現代風俗及び社会問題をテーマとした映画ばかりで、物語的想像力が貧困だなと思わなくもない。もちろんその理由として、実際の出来事をエンターテイメント化した物語の方が、大衆の関心を惹きやすいからというビジネス的側面しかないのだろうが。
などと映画について偉そうなことを書いていようと、都市生活者や衛星放送やケーブルテレビ加入者ほどまでは映画を観ていないのかもしれない。その点については、妄想が膨らんでいく一方で、現実はどの程度のものなのかその相場が分からない。