映画『ハンコック/Hancock』
映画『ハンコック/Hancock』を観た。以下激しくネタバレを書いているので、読まないでおこうという向きは、読まないで貰いたい。
主役のジョン・ハンコックは、ウィル・スミスが演じている。主役のサポート役が、レイ・エンブリーで、他の映画でも見かけるが、私はあまり興味がない俳優なので、誰かは知らない。レイの妻が、メアリー、シャーリーズ・セロン現在33歳。レイとメアリーの一人息子は、7歳くらいか、映画内で触れられていたかもしれないが、分からない。
オフィシャルサイトやwikipedia等には、その辺の設定は詳しく載っているだろう。私は、ただ感想を書きたいだけの者なので、設定は詳しく調べない。印象に残っていれば、書き記せるし、特に重要人物でなければ、聞き流してしまう。
主役のジョン・ハンコックは、スーパーヒローを80年もやっている。少なくとも現在では嫌われ者で、通称「アスホール」とメディアや世間で呼ばれている。アルコール漬けの生活で、街に設置されているベンチで寝ていたりする乱れた生活。表情は、とても人生に疲れている表情をしている。愛想もないし、人とコミュニケーションを取るのが面倒臭そうな態度で、投げやりな人生を送っている。
街を不用意に壊して人助けを行うし、怒りが抑えられない性格で、スーパーヒーローとして活躍するも、結果は良けれどその内容が酷いものだからメディアに総バッシングを食らっている。街は壊すは、悪人を捕まえるにしろ身動きは取れずとも、とんでもない場所に放置するなど、仕事の内容が無責任極まりない。街に不必要かつ過剰に損害ばかり被らせる仕事しかしないので、最後には刑事及び民事で訴えられ、指名手配されるスーパーヒーロー。
その指名手配者入りする少し前に、レイ・エンブリーと出会う。レイは企業専門のイメージ戦略のコンサルタントで、U2のボノ並みのPR手腕だとの前評判で、プレゼンテーションの場に迎えられるが、空気が読めない性格で人が良過ぎるせいか、企画が受け入れられずにその場を後にした、その帰り道で酷い渋滞に巻き込まれ、線路の途中で立ち往生する。もう列車が突っ込んで来る寸前で、突然現れ、テキトーに車をあしらわれて助けられる。
車は全損かつ後続車にも被害を与えつつで、列車も大破する。渋滞に巻き込まれた人びとからは、ブーイングの嵐。車を上に持ち上げるなどして、被害を最小限にして助けろ、頭をもっと使えよ、など罵倒の嵐。レイはそこに割って入り、自分の命は助かったんだし、この男は命の恩人だ、とハンコックを一人庇う。興を削がれて、罵倒していた者たちは、自分の車へ帰っていく。
とにかく、そこから家に呼び家族を紹介し、冷めた妻と興奮する息子をよそに、イメージコンサルタントとして、イメージを良くする為にその戦略のアドバイスをする手助けをするようになる。
とにかく、そんな感じで物語が進んでいく。手を斧で切り落とすなど過激な表現が1か2箇所ほどあるので、アメコミ好きの7歳前後の家族連れで観に出掛けるような映画ではないだろうと思われる。
私の見所は、中盤からの、メアリーもハンコックと同じくスーパーパワーを持った残った最後の人種だと明かされるところから。言い忘れたが、ハンコックは記憶喪失で、80年間この生活を送ってきたが、それ以前の記憶がない。自分が何者か知らない。誰も自分を知っている人物が80年間一向に名乗りを挙げないのもあって、深い孤独を感じているし、投げやりな人生を送っている。メアリーは全て覚えている。中盤以降から、メアリーとハンコックが全市を巻き込んだ大規模な痴話喧嘩に発展する。
とにかく、私の見所は、メアリー・エンブリーことシャーリーズ・セロンが痴話喧嘩的にかつての性的な恋人関係を鑑賞者に想像させるような言動を垣間見せ始めるところから、セクシーさをフルに感じる。私的には、この映画は恋愛映画で、かつシャーリーズ・セロンの魅力がフル満載のシャーリーズ・セロンのプロモーションビデオだ。中盤より前のMILFっぷりもセクシーだ。
とはいっても、ウィル・スミスにも見せ場がある。レイのグッジョブトレーニングとそのハンコックの実践、かつセクハラについてのレクチャーも陰で施されたようで、携わっている警官全てにグッジョブと声を掛け、そして、セクハラにならないように傷を負った女性警官を助ける。その警察から依頼された仕事をこなす一連のシーンは笑った。