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持たざる者の恨み辛み

天才数学者の事件ファイル Season3の一話、二話を観た。ラスベガス Season2の一話を観た。両作品とも美味しく、視覚で頂かせて貰った。視覚や脳内で美味しい作用があった。唯一不満な点は、両作品と何の関係もない国に住んでしまっている点で、自分の側に不手際があり、不満を増幅させる結果としかならない点だ。余計に内面的葛藤を背負う原因になっているのも確かだ。無職がこんなに美味しい文化的食事を味わう権利はないように思える。

私がアメリカ人であれば、無職でも無理繰り自立した生活を送っていたかもしれない。トレーラーパークに安く住むとか、道は無限にあろう。日本では安く生きられない。身分もしっかりしていなければならないプレッシャーも変に掛かる。小銭を稼ぐ手段の選択肢が多くある気もする、アメリカには。日本にも、小銭を稼ぐ手段が無限にあるのかもしれないが、総じて自己資金がある者に限られた道である。

アメリカンドリームは、人生の一時期無理をしてでも大きく稼いで、通貨価値の低いメキシコなどで引退生活を送ることだろうが、日本人の将来設計的夢は、結局は、誰かに認めて貰いたい、それに尽きる。誰かの庇護か権威が無ければ、日本では生きては行けないからだ。アメリカンドリームは早期リタイヤを目指し、ジャパニーズドリームは就職を目指す。私も例外ではないように思う。し、お金が幾らか銀行口座に入れば、それが詰まるところの生命保険で、自殺しなくて済む唯一の方法だとも思う。前者が日本的、後者がアメリカ的グローバル経済的、であるならば。

お金を持てないので死ぬしかないとも思う。金銭的余裕が精神的余裕に、少なくとも私は直結している。お金や社会的に価値のある有形無形のものを不意に持ってしまった反動が、外部に反響して、それが内面的葛藤を育てて、自殺を考えている人もいるのかもしれないが、少なくとも私は、有形無形の財産が生じれば、自信に繋がるし、今後の人生も行こうという糧になろう。私のように有形無形の資産を持っていない日本人も多いだろう。だが、人目に付き難いのも現状だ。

持たざる者は内面的葛藤が大きく、それ故に社会的に大きく遅れを取る者だろう。社会的な足枷が、内面に存在している。

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