アメリカの豊かな文化
なんていうか、こういった歌いあげるポップスは好みだ。はてな界隈で揶揄されているところの中二病的に正しく、正確には小学6年くらいから洋楽ばかり好んで聴いてきた。
インターネットでかつての時代活発に行われていた偽装分割アップロードのお陰で、モーニング娘。などの邦楽ばかりを好んで聴くようになった時代も私にはある。その後紆余曲折あってsoulseekという音楽交換ソフトに行き着いた。
これは凄い。レーコード音源のレアファイルなどが活発に交換される場となっている。ディープな音楽ファンが集まる場に真に初めて触れた瞬間だった。思うところがあって、パソコンを初期化した際に大量のレアファイルを失ってからはsoulseekはやっていない。
soulseekでは随分優しくしてもらった。中南米系アメリカ人に不意にチャットメッセージが送られてきて、ちょっとした会話(私は日本人で、英語が物凄く不得意ですなど)を交わしたら、相手方がサルサ好きだと分かり、女性ヴォーカルでお勧めありますか?と聞いたら、あまりサルサで女性が歌っているものはメジャーではないがと膨大にあるシェアファイルの中から探しているような雰囲気だった。
それから、快くアルバム一枚をダウンロードさせてくれた。相手は私が持っている変わったコレクションに興味を持ってと、自分と同じ人種かスペイン語が通じる相手かと思って話しかけたようだった。ラテン系音楽を持っているから話しかけられただけで、特に私が持っているものが欲しい訳ではなかった。
今の私は、フランスの音楽系ネットラジオを一日中流している。主に、アメリカの新旧ポップスを掛けている。その合間に、ヒット中のフランスの最新ポップスで旧作はなしが掛けられる。ごくごく、ごくたまに、イタリアものも掛かる。
ネットが無かった頃は日本のインディーズ音楽を好んで買って聴いたりもした。アニメのOPやED曲しか邦楽は今は聴かない。
やはり、アメリカのポップスは素晴らしいと心底思う。歴史がある。この曲を聴くと、ブルーアイドソウルぽくもあり、ジャズヴォーカルぽくも聴けるし、シンガーソングライター系の音楽が70年代にヒットしてた頃の雰囲気もある。
これは商業主義と呼ばれる音楽ビジネスが生んだ、芸術つまり魂の叫びとは異なる、人の心に響く音楽なのかもしれない。だが、音楽ビジネスも立派な文化だ。ヨーロッパこそを物凄くゴージャスに感じている私だが、現在進行形の文化はアメリカにしかない。
アメリカの豊かな文化に触れたら、日本でヒットしている音楽は霞んだ存在感のない、無意味に他国の音楽の歴史を盗んでいる良くない意味で音楽ビジネスだ。