私は頭が悪い。
私は自分のことを本当に頭が悪いと思っている。私は頭が悪い。しかし、この『頭の悪さ』の語句の指す内容は絶対的に説明の出来ないものだとする私の主張は曲げられない。
何を言おうとしているのかと簡単に言ってしまえば、『~だから私は頭が悪い』とは具体的には言えないはずだ、ということだ。だから他人に私に対して言われる『~だからあなたは頭が悪い』という言説に対しては、深い怒りが湧くのだ。誰も『頭の良し悪し』についてその内容を語り得ることは出来ない。不可能だ。
私は頭が悪い。能力が無い、という意味でもあるし、社会にも家庭にも少しの居場所も無い、という意味でもある。人の何倍も努力したが、ことごとくその努力が実らなかった。負け続けている。勝った経験が無いから、どの程度勝てば最終的に勝ちなのか、その場面場面での判断が下手で、ことごとく結果的に負けてしまう。その負けの原因は、『やりすぎ』と『やらなさすぎ』のどちらかでもある。単に、生育環境的に社会性のない家庭に育ったハンディが、このような高年齢になっても覆せない無能さもある。
どちらにしろ、社会性がないから稼げない。副業的なものは、大量生産大量販売が可能になった現在では衰退した産業なのだろうが、私がアフィっても全く稼げない。私が一番稼げていないのではなか?との疑念が絶えないほど稼げない。言わば、ワーキングプアで無能だ。
誰が味方で誰が敵なのかも分からない。それぞれが、それどころか全てが敵に見えるし、だからあらゆる場所で政治的に地位の低下が激しい。正確には今は分からないが、『友人は近くに置け、敵はもっと近くに置け』というようなことわざがあったと思う。それを人が寄ってくる度に、思い浮かんで来る。
とにかく、実力を努力して身につけ、かつ政治的にも負けない冷静な判断力、が欲しい。頭が悪いから、何もかもが崩壊していく。崩れ去っていき、今後一切物事を構築できない心理状態にまでショックを受ける。自信も何もかも崩れ去って、死にたくなる。頭が良ければ、死にたくはならない。資産的、家族的及び人的資産が豊かであれば、死にたくはならない。90%以上の人が、35ドルほどのお金を持って田舎から都会に出て行こうと思っても、未来は無い。未来が無くても構わない普通に暮らせれば、ほどの未来も微塵も無い。
ドラマ『Lost』には恵まれない人が多く出てくる。ケイトは、田舎で実家暮らし。24歳で義理の父を実家ともども焼き払って、逃亡生活に。ハーリイはdudeが口癖の今時の若者かつ、日本で言う『ニート』だ。移民3世代目は、『ニート』になった。ソーヤーは偽悪者だ。ジョン・ロックは、親に捨てられ、やっと両親に会えたと思ったら肝臓を詐取されるは、詐取されても親への思いの断ち切れなさが原因で、グループセラピーで出会った恋人に捨てられる。その恋人も多分ジョン・ロックと同程度の悩みを抱えていたのだろうが、不幸の連鎖を全て断ち切る方を選択する延長線上で、ジョン・ロックも切り捨てる。チャーリーはイギリス人で、ブッチャーの息子でロック・スター。誕生日に買ってもらったピアノのお蔭で、曲作りの才能に恵まれた。しかし、バンドの主要メンバーでもある兄弟にも、背が低い小男で容姿にも恵まれなかったから、バンド的成功はチャーリー個人に何の成功ももたらさない。クレアは誰にでも分け隔てなく愛想がいい女性だ。だからこその、シングルマザーであると思われる。クレアタイプとここでは定義しようと思うが、クレアタイプの生育環境には恵まれているが社会に出たとたん躓くタイプのキャラクターも多く配置されている。人生の始めから躓かされているタイプより、遥かに恵まれていると思うが……。