人類の歴史
人類の歴史を見るとツライ滅入った気持ちに、落ち込まさせられる。先天的障害を持って産まれた者への、家族の対応もそうだ。納屋などで生活することを強いられ、鎖に繋がれ動物のように一生扱われた「子供」もいたのだろう。ネタバレですみませんが、映画『僕はラジオ』で、そのような光景を目にした人物の告白を観た。日本においては、姥捨山など「老い」の問題が大きかったのだろうか?
一生を阿片窟で過ごした人も多くいたかもしれない。麻薬成分の発見は医療の歴史の始まりでもある。第二次世界大戦中、麻酔手術用途だけでなく、疲労回復や士気高揚の名目で乱用された。戦後も長く、酒よりも安価だ、女性は酒場に行けない、などの理由で手軽に常用された。中毒性と反社会性が国家によって認識されるまで、その社会的容認状態は続いた。
原始的で荒っぽい外科手術や精神医療から、医療が進歩したのは第二次世界大戦以降のことではなかろうか?医療が妄信的加虐的施術でなく、観念的な医療でもなく、まともに機能している時代は、人類の歴史が始まって初めて訪れたのが、やっと「現在」になってからではないだろうか?