自家用車は戦車だ
自家用車は、戦場における戦車と同等の役割を担っている。走行中に砲撃を受けたり、砲撃を加える場面は皆無だから、防御性(装甲厚)と攻撃性(火砲性能)は軽視され、戦車における機動性の高さの重要度はそのまま引き継がれ、防御性、攻撃性の代わりに、耐荷重量/積載容量と燃費と機動性の高さの3点のバランスをいかに保つかが重視される「足」だ。家庭から戦車で移動するのが我々の社会性なのだ。
自宅という個人に社会的に割り振られた領域から、他人が所有する領域へと移動する行為は、充分に戦闘的である。他人の領域を常に侵し続ける行為が社会性なのだ。
自動車は住居であり要塞であり、移動する領土である。